Jazzyな生活

昔、建築家の石井和弘氏の作品に「Jazzyなバロック」という傑作がありました。

「Jazzyなバロック」は、ジャズとクラシックの融合のようなタイトルですが、
バッハやヘンデルのバロック音楽ではなく、建築・美術史上のバロック様式美をイメージしてください。
建築や美術を専攻された方は、よくご存知でしょう。。

私も少し音楽や美術・建築をかじりましたので、この感覚はよくわかります。
バロックをJazzyにアレンジしてDetailを考えてみたり、
古典全般をJazzyに自分なりに解釈してみる …
ある種のノスタルジーと未来を喚起させるような、世界が拡がります。

絵画や建築も同じです。しかし、けして前衛ではなく気がつくと日常です。
結婚も同じように感じます。

数奇屋とジャズは似ていると評論する方もいます。
コード進行があって、そのコードから少しはずれたアドリブを入れる・・
日常の家屋を数奇屋風に・・そのアドリブのセンスがまさに「相性」

ブリキのおもちゃ世代としては、多少たいくつな日常を少しだけJazzyに、
アレンジすると面白いことに気付きました。

インテリアや雑貨、音楽に絵画、普通の応接のイスをリートフェルトや
マッキントッシュのチェアーに変えて、JAZZを楽しんだり、

ビールやワインではなく、コニャックの香りを楽しんだり、
ボルクム・リーフの香りも、気分が落ち着きます。

結婚記念日に思ったこと

日常を少しだけ、Jazzyにしていく・・・
結構、気分転換になります。

結婚も同じように感じます。
女と男、結婚すると人生観が変わるくらい、日常が激変します。
今まで気がつかなかった価値観や生活のスタイル、人生観・・
まさに、「Jazzyな結婚」です。

あまり型にはまらず、自身の価値観から外れても、
人生のコード進行と少しはずれたアドリブを共有できれば出会いの幅は広がると思います。

ご成婚カップルを見ていると、まさに「Jazzyな生活」を共有しているようにも?
感じます。